旅姿五人衆

旅姿五人衆

法人設立日は閏年にあたる今年、あえて2月29日を選んだ。
そして仕事をスタートさせたのが4月1日。エイプリルフール。
個性的なスタッフが集まるALBAにはぴったりの日だろう。

桃園の誓いじゃないけど、初日は駅前の「福家」でトンカツを食べ、僕らの会社がうまくいくよう願を懸けた。トンカツの誓い、とでも言っておこう。

会社を立ち上げるにあたり一番大切に考えたのは「人」だ。

僕はもともとが福祉の仕事に就こうと思っていた訳ではなく、何かしらの縁に導かれてこの世界にお邪魔した感じだ。だから当然ながら精神保健福祉に限らず福祉全般、仕事をしながら一から学んできた。
そういった理由からかは分からないが、入社当時から僕はこの業界、またはこの業界で働く人々に対して違和感のようなものを感じていた。それは否定的な見方というより、どちらかというと自分という存在が場違いな感覚だ。
だから僕はこの業界では異端であるという認識を早くから持ち合わせていたし、自分にしか出来ない仕事をしなければ僕自身に価値は生まれないだろうという危機感を持って仕事をしてきた。幸いにも利用者さんとの関わりの中でこの仕事の魅力に気付かされたし、モチベーションが低下することはなかったけれど、「場違い」という感覚はなかなか拭えることはなく長い時間が流れた。

今回、共に働く仲間たちは僕に「場違い感」を抱かせない稀有な存在だ。
嘘くさくなく、仕事を楽しめて、利用者さんファーストで必死に働ける仲間たちだ。

サザンオールスターズの「旅姿六人衆」という歌の一節にこんな歌詞がある。

喜びや夢ばかりじゃない
つらい思いさえ
ひとりきりじゃ出来ぬことさ
ここにいるのも

僕らは「旅姿五人衆」だ。
僕らの旅はまだ始まったばかりだけど、どんなに時が流れても、この時を忘れはしない。

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