ルーティン

ルーティン

人の波、電光掲示板のチカチカ、沢山の雑音が鳴り響く朝の駅模様は、実に慌ただしい。
このざわめきがこんなに近くにあるとは思えないほど、駅からちょこっと入った道は、閑静な住宅街といった感じだ、このひっそり感とのギャップがまたいい。

4月から駅近くの事務所に通う日常があった。
せっかくそんな境遇だから、チャンスとばかりに気になるお店には結構足を運んだ。
その中でもお気に入りの場所にはかなりの頻度で、しかも好きなものは徹底的に食した。

嫌なことがあっても、残念なことがあっても美味しいもの食べると「幸せホルモン」が分泌されて、脳に満足感を与えてくれるはずなのでしょう、たぶん。
単純にドーパミンの放出なのだとも言える(笑)。
エネルギー源ですから何よりも活力アップ↑、モチベーションがグイ↑。
生きるために食べる、寝る。
食べることは生きることへの欲?

特別、店員さんと親しくなったわけではないし、胃袋を満たすランチに過ぎないが「心の拠り所」と表現しても大袈裟ではない胸中がある。
ただ美味しいだけではない、美味しいものを出すために妥協しない姿勢、ちょっとしたお客へのお声掛けや態度、直向きさは誠実味として伝わり、それはとても温かい。
「わたしも頑張らなきゃ!」と前向き心緒になり、「満たされました、ありがとうございました、また来たい」って。

マンションが立ち並ぶ一本道、自分の足音を感じながら、見慣れたこの景色、まるで見知らぬ場所のようにキョロキョロしながら、あちらに向かう足早な人の流れに逆らうように前進。
お馴染な気がする、時間・人・建物・・・漂うもの。
三鷹駅近で仕事するなんてもう二度とないだろうなぁ~とかつくづく実感しながら。
残り僅かなこの通勤の道、この眺め、おっと大好きなコカ・コーラベンチ、「やっぱりいい味出してるわぁ」。
後ろ髪は引かれない、むしろ楽しみだ、これから訪れる新たな風景。
ゆるり、自分の日常に染まっていくのだろうから。

ふふふ、今日は何を食してハッピーホルモンを分泌しようかしら。

by ジャー・ジャー