長い間この世界にいると、背負っているものが増えて来る。
傷つけてしまった人。守れなかった人。何も出来なかったこと。間違えてしまったこと。
様々な出来事の上に今の僕の仕事、今の僕は成り立っている。
そして、僕なりに考えて来た仕事観。それを表現したのがAbbey Roadであり、それは僕自身の生き方を表現したものでもあります。
そのAbbey Roadが完成間近となりました。僕一人の力では到底叶えられないことでした。共に働く仲間はもちろんのこと、実に多くの人の支えがあってAbbey Roadはスタートの時を迎えます。
準備には約1年の時間を要し、語り尽くせぬ様々な出来事がありました。それは苦しかったことも含め、僕らだけの大切な思い出となるでしょう。カムチャッカの若者がきりんの夢を見ている時、仕事を終えた人が大切な人と一緒にテレビを観ながら談笑している時、僕らは全力で夢を追いかけて来ました。ニューヨークの少女が微笑みながら寝返りをうつ時、仕事に疲れた人が小洒落た店で仲間と共に誰かの愚痴に盛り上がる夢を見ている時、眠れぬ僕は必死になって一つの場所に想いを馳せて来ました。そして夜が明け、朝靄が消えた時、Abbey Roadがその姿を現します。その瞬間からAbbey Roadは僕らだけの場所ではなくなります。それを願って来ました。
「きっと出来ないだろう。」なんて僕らは思わない。「もしかしたら出来るかもしれない。」と僕らは思ってる。「これくらいの場所で十分。」なんて僕らは思わない。「もっともっと前に進みたい。」と僕らは願ってる。是非、Abbey Roadの扉をノックして下さい。僕らはあなたを待っています。この場所は僕らだけの場所じゃない。あなたの場所でもあります。あなたがこの場所で少しでも笑顔になること、少しでも何かを取り戻すこと、少しでも自信が持てようになること、少しでも未来に希望が持てるようになること、そんなことを願って僕らはこの場所を創りました。新たな物語をここから一緒に紡ぎましょう。
2024.12.3
by ISTP

