サンドウィッチの妄想が止まらない。
日頃は食べ過ぎないことを大切に考えているのだけど、その反動なのか、何故かここ数日はサンドウィッチが頭の中を支配している。
スーパーで手頃な食パンとハムを買う。これはこだわらなくて良い。ジョギングするのにまずは格好から入るという人も多いだろうけれど、僕は違う。適当なTシャツと短パンと靴で良い。食パンもハムも同じ。そういうこだわりはフットワークを遅くさせる。
トマトとレタスと胡瓜、これは出来るだけ新鮮なものを選ぼう。あとは卵を忘れずに。
卵もそうだけど、冷蔵庫にマヨネーズがあることはしっかり確認しておかないと。マヨネーズはあるように見えて、実は残り僅か、なんてことは多々あるから。マヨネーズの足りないサンドウィッチなんて、腕のあるミロのヴィーナスみたいなものだ。完全じゃない。
とここまで妄想をして、壁にぶつかる。
包丁だ。
僕が使っている包丁はよく切れないし、そもそもサイズが大きい。
せっかくならサイズ感、切れ味ともに良い包丁で食パンやトマトや胡瓜を切りたい。
もう良いや、買ったことにしよう。そうしないと妄想が先に進まない。
まずはパンの耳を綺麗に切り落とす。
無駄にはしたくないから、切った耳はさらに細かく切って、公園でカラスのジェイクにでもあげよう。
次にレタスを適当な大きさに千切ってパンの上に敷く。
おっと、卵を茹でておこう。
そのレタスの上にハムを敷く。これは適当で良い。半分に切って敷いていこう。
そしてトマトと胡瓜をスライス。なるべく大きいところをレタスの上に敷いていく。大きいところを使うのがポイント。テンションに関わる。余ったところは後日、サラダで使おう。
とても上手くトマトと胡瓜が切れた。その断面にうっとりする。
ここまででちょっと一服。パンの上に綺麗に敷かれたトマトや胡瓜を眺めながら吸う早朝のセブンスター。卵の茹で上がりを待つ。
朝起きて顔を洗って、歯磨きをして、早々に取りかかったサンドウィッチ作りももう少しで完成だ。
茹でた卵を輪切りに。端っこをその場で頬張り、野菜の上に並べる。美しい。
最後はマヨネーズをたっぷりと塗り、パンで閉じる。
真ん中から綺麗にパンを二等分に切って、それぞれをラップで包み冷蔵庫へ。
完成。
でも、すぐに食べないのがポイント。具材がパンに馴染んでしっとりする。
半袖短パンに着替え、ジョギングへ。
おっと、ジェイクにあげるパンの耳を忘れずポケットへ入れよう。
ジョギングは1時間。
帰って来たら熱いシャワーを浴びて、熱いコーヒーを淹れ、サンドウィッチを食べよう。
マヨネーズにカラシを入れて、和えてから塗っても良かったな…。
ま、良いか。
食べたくなったでしょ?サンドウィッチ。
by ISTP

